うんこ論

 最近、ネットサーフィンをしてると、やたらと「うんこ」という言葉を見る。

 

それは別に僕が、食糞愛好の掲示板に頻繁に書き込んでるとかそういうことじゃなくて、２ｃｈまとめサイトとかでの話。

 

以前はそういうのをまとめるのって、クソスレまとめサイトみたいなところしかやってなかったことなんだけど、なんか最近どんどん増えてきている気がする。

 

これは幼児帰りしたいという意思の表れだろうか？ あるいは、ついに一億総スカトロジーの時代がやってきたのだろうか？ 猫も杓子も排泄天使なのだろうか？

 

あ、ごめん。排泄天使っていうのは、僕が中学の時に本屋で見たスカトロ本のタイトルです。当時すごい衝撃を受けた。

 

でも今思うと排泄天女のほうが良くない？

「コラー！羽衣で拭くんかーい！」みたいな。「ちょっとちょっと～！ 水浴びしてると思ったらウォシュレットかーい！」みたいな。「え～！？ その服全部トイレットペーパー！？」とかさあ。「その茶色になった羽衣を…？ どうするの？ …え！？ はごろもフーズってそういうこと！？」的なね。

 

あー、うるせえ。自分の発言にイライラしてきた。しょうもねえんだよ！ クソが！ お前のような奴は絶対大成しない！ 死ね！

 

 

話を戻しますと、

みんなスカトロにハマってるとかそういうことじゃなく、単純に笑いとしての「うんこ」に飢えているのだ！ ということなんですよ。

 

 

思えば、最近のテレビは高度な笑いというものを持て囃しすぎてはいなかっただろうか？

 

完成された漫才やコントのための賞レース。洗練された話芸に、高レベルなあるあるネタ。ショートネタブームとはいえ、以前のような、意味不明というか意味のない一発芸がまかり通ることはない。
 

現在のショートネタというのは「あるあるネタ」というか「いそういそうネタ」というか、そういうものに代表される、短い時間でキチンと意味のある、完成されたものを見せてくださいよ、っていうものだろう。

 

というより、あるあるネタって言って僕含め全員がその意味を理解できるっていうのが、そもそも笑いに対しての理解というか、笑いの民度が上がっている証明ではないだろうか。

勢いだけのものや、幼稚な下ネタは排除されてきたのだ。

 

「ブブぅ～～、ブリブリブリ～」みたいな効果音で笑いを取るような、ドリフ的なというか、志村けん的なものってテレビでやらなくなったよね。いや、僕が見てないだけかもしんないけど。

 

その分、それをネットに求めだしたんじゃないの？ 低レベル、つったらアレだけど、何も考えずに笑えるものをさ。

 

 

ブームというのは一つの輪のようなもので、順々に回っていくものなのではないだろうか。

新しいものが流行れば、次は古いものが流行る。古いものの次は新しいもの。

 

そういうなんというか、ブームの先端ってもんは天邪鬼的思考から発生している気もする。大衆がそれに追いつくと「それはもう遅い。その逆こそが今いい」みたいなさ。

 

だから、今、「うんこ」に代表される低俗な下ネタがネットで流行り始めたということは、次に来るのは、もっと高次元のもの。…もうおわかりだろう？

 

 

うん、「おしっこ」だよね。「おしっこ」が流行るよ！

 

今日「おしっこ」のことを一日中考えていてわかったことは、「おしっこ」は「キャ」と「ン」の発音と相性がいいってことだよね！

 

おしっこキャプテン、おしっこギャング、おしっこキャンペーン、おしっこキャンセル、おしっこキャンプ、とかすごい語感がいいよね！ ぜひ声に出して言ってみてよ！ 

 

あとＡＶ女優は放尿するなら、キチンとビタミン摂って黄色いおしっこ出せよ！ 透明に近い水っぽいおしっこ出したって、仕方ないんだよ！ んもう！

 

俺のおしっこ飲め～！